July 28 2022

gggからdddへ

gggからdddへ。

gggは銀座グラフィックギャラリー、dddはDNP Duo Dojimaの略称で、ともにDNP大日本印刷の財団が運営するグラフィックデザイン専門ギャラリーです。
dddは先月京都・太秦から四条烏丸(COCON烏丸 3F)に移転オープン。その前の大阪・南堀江へは行ったことあるんですが、元々は堂島でオープンしてたとは知りませんでした!

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

July 27 2022

日本のグラフィックデザイン2022

片隅にちょこっとだけ展示されています。

『日本のグラフィックデザイン2022』
会期:2022年6月30日(木)〜8月11日(木・祝)11:00?19:00
会期中無休・入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益社団法人日本グラフィックデザイン協会

―主催者サイトより―
会員約3,000人を擁するアジア最大級のデザイン団体、日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、1981年より毎年、過去1年間のJAGDA会員の優れた仕事や作品をまとめた年鑑『Graphic Design in Japan』を発行しています。
本展では、2022年版の掲載作品から約300点を、実物とモニタで展示します。身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインに至るまで、世界でも評価の高い日本のグラフィックデザインの現在を、ぜひご覧ください。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

July 12 2022

下津井むすび さんかくや

デザインを少しお手伝いさせてもらっている「下津井むすびさんかくや」さんの紹介記事が、今日の山陽新聞朝刊に掲載されています。
地元下津井産にこだわった商品を次々開発され、児島駅前三白市や京橋朝市で毎回販売されていて、下津井のまちづくりのために懸命に取り組まれている方々です。その漲るパワーに本当に頭が下がる思いです。
デザインを手がけたロゴマークとおにぎりが載っているのが、ちとうれしい!

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

July 2 2022

佐藤卓さんのデザイン

ggg(ギンザグラフィックギャラリー)で佐藤卓展。
日本を代表するグラフィックデザイナーでもあり、日本グラフィックデザイン協会会長の佐藤卓さんのデザインがすごいなと思うのは、デザインした商品やマークが、いわゆるグラフィックデザイナーがデザインしてます!的な雰囲気を醸し出さず、それらが生活の中に普通に自然に溶け込んでいること。
だから一般の人から見ると、一体どこをデザインしたの?って思われるけど、実はそれこそが究極のデザイン像かもしれない。でもそれはかなり難しいこと。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 28 2022

岡山と福岡

たぶん、30年ぶり?に赤穂線に揺られて瀬戸内市長船町まで。とある裁縫工場を視察。普段普通に着ている洋服の製作過程と工程に密かに感動!

ところで福岡県の「福岡」はここ瀬戸内市長船町福岡からの由来であることは知る人ぞ知る話。※諸説あり
関ヶ原の戦い後、筑前福岡城の城主となったあの官兵衛こと黒田孝高の曾祖父が、近江からこの備前福岡に流れ着き、祖父の重隆が育ったことから、長船町福岡はいわば黒田家礎の地であり由緒ある場所のようだ。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 27 2022

新島襄と備中高梁

高梁基督教会堂。
岡山県の史跡にも指定され、県内最古のプロテスタント教会で、プロテスタントでは同志社のチャペルに次いで日本で2番目に古い教会です。実はこの教会設立に新島襄が多大な寄与をしています。
新島は備中松山藩(現高梁市)とは縁がありました。
備中松山藩出身で時の老中首座・板倉勝静と新島の主君安中藩主板倉家とは親戚関係にあり、その関係で新島が青年期に漢学を教えてもらっていたのが、明治三大文宗の一人で備中松山藩の藩儒・川田甕江。
川田はあの山田方谷の弟子でもありますが、方谷の肝いりで、江戸松山藩邸の藩儒として50石取りを提示し口説いたようです。
ちなみに山田方谷は藩主・板倉勝静の下で備中松山藩の財政をすこぶる改革した偉人で、その功績はあの上杉鷹山を上回ると言われていて、備中聖人と称ともされた儒家です。詳しくはまた。
そうした関係で、新島は備中松山藩の洋型帆船「快風丸」で飛び地である玉島にも来ており、その帆船で密出国するために箱館にもいきました。
そして帰国後の1880年、伝道と文化改革を目的とした演説を行うために、新島はこの高梁を訪れています。その演説こそが、この高梁基督教会堂が建設されるきっかけになるとともに、その設立発起人の一人で岡山県初の女学校である順正女学校を設立した福西志計子に多大な影響を与えました。ちなみに福西は幼少時に山田方谷の下で至誠惻怛、博愛の精神を身につけていました。
歴史を辿るといろんなことが結び付くもんですね。だから面白い!

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 27 2022

頼久寺と遠州と三玲

備中の国は高梁市にある天柱山頼久寺。足利尊氏が諸国に命じて建立させた安国寺の一つ。その中にある蓬莱式枯山水庭園は、当時備中松山城主の小堀遠州(正確には当時 政一)の作庭によるもの。
昔から、庭のある家は医者が入らないと言う言い伝えがある。それは庭がある家は機能的にも物理的にも余裕ができ、精神的にも心安らぎストレスがかかりにくく、健康を維持できるからと言うことだろうと思う。
作庭家・重森三玲も、庭を見ることは自らの心を養う栄養素だと言う。そしてその栄養素を大いに摂取できるのは、庭を見る人の力であり、見る人の努力であり、見る人の心得次第であると言う。
つまり自身の知識を深め、感性を磨けば磨くほど、得るものは大きくなると言うこと。健康も維持できると言うこと。
本日は天気晴朗なり。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 26 2022

鏑木清方、京都来襲!

近代日本の美人画家と言えば、西の上村松園、東の鏑木清方。その清方が松園のお膝元京都に来襲!
松園は自分自身が女性として追い求めた理想像を描いているので、どこか凛とした作品が多いのですが、清方は男として女性に求めている優しさや美しさを描いている作品が多いように感じました。京都国立近代美術館で7月10日まで。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 24 2022

ホーワビルサービスさんのロゴマークデザイン

設備点検、法令点検、清掃などビルの総合管理をワンストップで行う、株式会社ホーワビルサービスさんのロゴマークをデザインさせていただきました。
「ビルディング」をモチーフにすることで、総合ビル管理事業に徹する専門性と覚悟を表現しています。合わせてHOWA,Helpful,Handy,Honesty,Humanなどの「H」及び、人間性、人材、人力、職人などの「人」を表現。
また先鋭的なフォルムは会社、事業の先進性や将来性、収益や社員の意識・思考の向上を意図しています。
さらに今後、社員一丸となって将来に向かって進んでいく様子、及び一つひとつ実績を積重ね、信頼と結果が上昇して行く様子を表現しています。
色は株式会社ホーワを継承して、引き続き誠実、信頼、気品を窺わせる紺を基調とし、その中にスポットで、明るさや希望を表わす黄を入れ、活動的なイメージを付与しました。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 20 2022

モディリアーニ

先日開館した大阪中之島美術館でモディリアーニを観た。これが太宰治の言う「地獄の馬、お化けの絵」。
ピカソともボッチョーニとも交遊のあったモディリアーニだが、前衛的なキュビズムにも未来派にも与することはなかった。かといって単なる伝統主義者でもない。
前衛の視点から伝統を見直し、そこに新たな命を吹き込み、独自の価値へと昇華させた点こそ、わずか35歳で夭逝したモディリアーニが、死後100年以上経った今も、世界の人々から支持されている最大の要因ではないかと思う。
デザインも新しさだけに価値を置くと、本質を見失うことになり、逆に古くなる。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 18 2022

コンペティションのガイドライン

映画監督のセクハラ、大学教授のアカハラ、監督コーチ、上司のパワハラ、医学部入試のジェンハラなど今まで暗黙の了解として受け入れられていたハラスメントが、ようやく社会問題視されるようになりました。
人類の祖・ホモサピエンスが誕生して数十万年。遅すぎやしやしないか、人類ってそれほど賢くないんだなと思わされる今日この頃ですが、公共団体や企業が主催する無償コンペティションも我々クリエイターにとって一種のパワハラであり、モラハラではないかと思っています。
ただでものを食べさせてもらえるところはないのに、なぜものはただで考えなければいけないのか?これはクリエイターだけの問題ではなく、日本全体の文化力、創造力の低下につながりかねない問題です。
この度、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(通称JAGDA:ジャグダ)では横行している不当なコンペティションをなくすために「コンペティションのガイドライン」を作成いたしました。今まで存在していなかったのが不思議なくらいですが、建築、WEBなど業種問わず、発注者も受注者も是非見て欲しい!
8月にセミナーも開催する予定です。我々クリエイターが今まで不文律でやっていたスペックワーク(ただ働き)の不当性と制作で生じる権利の妥当性について考えます。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 7 2022

滴一滴に。

本日の山陽新聞朝刊の滴一滴で、「永瀬清子の二十四節気ポスター」をご紹介いただきました。何よりうれしかったのは、執筆いただいた論説委員の方が毎日通勤で宇野バスに乗車され、毎回ポスターを楽しみにしてくださっていたことです。
決して目立った試みではありませんでしたが、時折、折れていた心を癒されたとか自身の人生と重ね合わせ涙が出たとか、小さいながらも深い感想をいただけたことは、大変うれしく思います。
文中の言葉を借りますが、やってくる季節の気配を心待ちにする感性は普遍です。スマートフォンから頭を上げ、車窓の向こうに息づく今を味わっていただければ幸いです。

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

June 6 2022

芒種

本日は二十四節気「芒種」です。
稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころ。

昨年の「夏至」から始まった「永瀬清子の二十四節気」ポスターも今回で一周り。名残おしゅうはございますが、この「芒種」を持ちまして終了となります。バス車内及びWEB上で一年間ご覧いただいた皆様、大変ありがとうございました。
また詩を提供して下さったNPO法人永瀬清子生家保存会の皆様、制作・掲載をして下さった宇野バスの皆様、ありがとうございました。WEB更新の三宅君もありがとう!
あと10日ほどは宇野バス車内に掲載されますので、車窓の移ろいとともに季節の移ろいをご覧あれ。

永瀬清子の二十四節気』最終章
抜粋 『詩人永瀬清子作品集 −熊山橋を渡る−』P41熊山町
制作 宇野自動車株式会社
協力 NPO法人永瀬清子生家保存会
写真 田中園子
デザイン 田中雄一郎

Copyright(C) QUA DESIGN style. All rights reserved.

2022.4-5
2022.2-3
2022.1
2021.12
2021.11
2021.10
2021.9
2021.8
2021.7
2021.6
ランドスケープ・公園広場計画都市計画・まちづくりサイン計画インテリア・リフォーム建築プロデュース+トータルデザイン建築CGパースウェブサイトグラフィックツールブランド戦略