August 31 2021

美作国小紀行

―美を作る国。なんとも流麗な響き―

美を受け継ぐ。
幼稚園がsense TSUYAMAに、
銀行がPORT ART&DESIGN TSUYAMAに、
そして醤油蔵が勝山文化往来館ひしおに。

用途は変われど、美と創造の関係性は変わらない。数学的に言えばトポロジーであり、レヴィ=ストロースが唱えた「構造」に近いものがある。
文豪トルストイが先人の想いを伝えることが芸術の務めだと言っているように、建築やデザインを通して先人の想いを次世代に繋ぐことが、私たちの役割ではないかと感じた。

想いを受け継ぐ。

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August 25 2021

中之町O-TO-YAさん

中之町商店街の真ん中にあり昭和の香りが漂う純喫茶「O-TO-YA」さん。今若い人たちの間でバズっているようです!
打ち合わせなどで先週2回行きましたが、どちらも大学生くらいの女の子や男の子たちが入れ替わり立ち代わり、来るわ来るわ。(もちろん静かにですよ。)特に手作り「チーズケーキ」が人気のようです。珈琲もケーキもピザも、作り手の温もりが感じられて本当に美味しいです!スタバもいいですが、昔ながらの落ち着いた空間で、静かに思いに耽ったり、語らうのは、このご時世にも合っているのかもしれません。

「O-TO-YA」さんの詳細は、取材、ライティングも手掛けた中之町ウェブサイト「商人リスト」でどうぞ。
写真は田中園子。
https://www.nakanocho1597.com/o-to-ya

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August 23 2021

「処暑」

昨日8月23日は二十四節気「処暑」です。
暦の上では暑さが少し和らぐころで、朝の風や夜の虫の声に秋の気配が漂い出すといいますが、昨夜うちの近くではツクツクボウシが鳴いておりました。人間界同様、昆虫界も動乱しているのでしょうか?笑

時に人間は、わかる、わからないで善悪を判断することがある。悲しいかなそれは人間の性であろうが、わかることが多ければ判断基準の幅も広がることであろうか。そうならば弛まず人はわかる努力をしなければなるまい。

『永瀬清子の二十四節気』第5章
抜粋 『短章集続』P149思潮社
制作 宇野自動車株式会社
協力 NPO法人永瀬清子生家保存会
写真 田中園子
デザイン 田中雄一郎

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August 21 2021

「スタイルのあるブランディングデザイン」に掲載されました!

少し前になりますが、パイインターナショナルから発売された「スタイルのあるブランディングデザイン」に服部酒の舗さんのデザインが掲載されました。

しかし残念ながら諸事情で閉店されています。先日もデザインを手がけた飲食店が閉店されました。コロナはじわじわじわじわ経済を蝕んできています。デザイナーとしては腹を痛めて産んだ我が子がいなくなったようでほんとに寂しいです。

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August 14 2021

大原美術館「みんなのマイミュージアム」

今日の山陽新聞朝刊に掲載されました。株式会社ビザビの永井倉敷支社長、河内部長の素晴らしいアテンドにより、今回も良い仕事をさせていただきました。ありがとうございました。大原あかね理事長にも気に入っていただけうれしい限りです。

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August 12 2021

Powered by 鉄&千葉

日本製鉄株式会社のパートナー企業であり東日本製鉄所君津地区のITシステムを担う株式会社ESKさんから、コンセプトアイコンというちょっと珍しいデザインの依頼をいただきました。

歴史、人、文化、その基本に「鉄」と「千葉」があり、慎重でまじめな仕事ぶりと仲間を大切にする風土、という会社の特徴をアイコン(物事を簡単な絵柄で記号化)で表現するという難しい要望で正直どうなることやらでしたが、きっちりとした線と安定感あるフォルムを人に見立て、そしてそれらの交わりで生まれる文化、歴史・・・。という具合にカタチにしてみました。何とか先方に受け容れられて、ホッとしてます。

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August 10 2021

立秋

8月7日は二十四節気の「立秋」。七十二候は「涼風至る」。
時間があるから空間があるのか?
空間があるから時間があるのか?
難しいことはアインシュタインに任せるとしよう。
いずれにしても両者は密接不可分な関係である。
そして万物にとって、もっとも適した時間と空間というものが存在している。
エデンの園や西方浄土よりも身近なそれを見つけるために、人々は汗を流し、涙を流し、血を流す・・・。

『永瀬清子の二十四節気』第4章
抜粋 『短章集続』P69思潮社
制作 宇野自動車株式会社
協力 NPO法人永瀬清子生家保存会
写真 田中園子
デザイン 田中雄一郎

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August 5 2021

内田百聞

「用事がなければどこへも行ってはいけないと云うわけはない。なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪に行って来ようと思う。」
内田百聞の代表作「阿房列車」の冒頭部分ですが、このご時世ではなんとも白い目で見られるような文章、なんともまあ住みにくい世の中になったものです。
岡山市の吉備路文学館で郷土出身、稀代の文筆家・内田百聞の没後50年記念展「文章の道」が開催されています。個人的に百聞が面白いと思うのは「霊性」、近年で言われるスピリチュアルな部分です。「冥途」をはじめ、「サラサーテの盤」「虎」などなど。特に「虎」は気分が高揚したまま・・・。まあ読んでみてください。

ちなみに、「住みにくい世の中」を束の間でも住みよくせねばならない。そこに詩人という天職ができて、画家という使命が降る。芸術家は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。と百聞の師匠・夏目漱石は「草枕」の冒頭で述べています。
「住みにくい世の中」だからこそ、創造性を付与する施設や活動は続けていかなければならないと思っています。緊事宣やまん防だからと言って休館するのは、いかなる大人の事情をもってしても、納得できることではありませんね。

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2021.7
2021.6
2021.3-5
2021.1-2
2020.12
2020.11
2020.10
2020.9
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