November 27 2020

d design travel OKAYAMA EXHIBITION

現在「d design travel OKAYAMA」の発刊を記念して渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMで「d design travel OKAYAMA EXHIBITION」が開催されています。少しだけですが宇野バスさんのデザインも展示されています。来週月曜30日まで。

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November 26 2020

d design travel OKAYAMA

先日発売された「d design travel OKAYAMA」に掲載された宇野バスのサポートページのデザインを担当しました。

アルフォンス・ミュシャがデザインしたPLM(パリ・リヨン・地中海鉄道)のポスター「モナコ・モンテ=カルロ」では、長く伸びる枝と花環が、かろうじて鉄道のレールと車輪を連想させますが、このデザインはそれさえも微塵も感じさせない、究極のティザーです。

デザインを観た方から、このデザインを採用した宇野社長の感性がすごい!ってよく言われます。ほんとその通りで、我々デザイナーがいくらがんばって提案してもそれを受け入れてもらわなければ、デザインは世に出ないんです。宇野社長に心より感謝致します。
あまりにも気に入っていただいたので、B2ポスターにもなり、表町バスセンターの待合に掲示されています。写真は田中園子。

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November 25 2020

金閣寺

三島由紀夫の描く美的絶対者である理想的に肥大した「心象の金閣」とやらを拝謁すべくやってきたのだが・・・。「現実の金閣」はおろか、「超現実的な金閣」にお目通りできた。

林養賢が鹿苑寺、臨済宗相国寺派大本山相国寺の境外塔頭、通称金閣寺に火を放って70年、小説「金閣寺」起筆から65年、そして三島由紀夫の割腹自決からちょうど今日で50年。享年45歳。今の自分と同い年であることを慮れば、雲泥の差とはまさにこのことかと痛感。

三島由紀夫は軍国主義者で、最期の印象から暴力的な極右だと思われているのも仕方ないが、実は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善に覆いつくされた政治家の欺瞞とその政治家に操られる自衛隊、そしてそれを看過している日本国と国民を憂えていたに過ぎないのではなかろうか。本質は連綿と続いてきた日本の歴史、文化、思想、伝統を守ること、ナショナリズムではなく、パトリオティズム。

人間の理想は何故かいつも美しい。しかし現実はどうだろうか?小説「金閣寺」の中で溝口は、この世で一番美しいと教えらえた金閣を最初に目にしたとき「美というものは、こんなにも美しくないものだろうか」と考え、鳳凰も鴉にしか見えなかった。しかしそれが真の金閣の姿であり、人間の理想に対する醇化な答えではないだろうか。故に今回観た金閣は現実を保守するための現実、超現実的な金閣であり、これはこれで大変示唆深い。今の世の中、他人に理想を求めすぎているのかもしれない。

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November 20 2020

VISUALIZE 60

あの日本デザインセンター。初。

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November 18 2020

ロゴデザインの現場

共著「ロゴデザインの現場―事例で学ぶデザイン技法としてのブランディング―」の刊行から4年以上になりますが、電子版がちょっとずつですが、コンスタントに売れているようです。どこかの学校で教材にでもなっているのでしょうか。うれしいですね!ちなみに台湾でも翻訳されています!

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November 15 2020

侃々諤々

とある一級建築事務所さんのブランディング。数か月かけてじっくりヒアリングを行っていますが、毎回顔と顔を突き合わせ、侃々諤々と意見を交わします。コロナ禍ではありますが、たくさんの可能性を探りながら、最適解を導くには自分にとってはこの方法が最適解のようです。

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November 13 2020

MdNデザイナーズファイル2020掲載!

業界で由緒ある書籍「MdNデザイナーズファイル」に今年度も掲載していただきました。またその関連書籍「アートディレクター、デザイナーのラフスケッチ」でも紹介していただいています。
装丁が良いと掲載されたことが、よりうれしいですね。ほんとに名誉なことでありがたいことです。

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November 7 2020

備前焼

先日出張で行った函館で一見した鮨屋の大将が、「岡山からですか、私も備前焼を買いに岡山へは何度か行ったことがありますよ。」無論、握りが乗っている平鉢はそれだった。
桃山時代には千利休が茶陶の代表格として古備前を重用していた。北大路魯山人に至っては「備前焼は無釉陶の中で群を抜いて美しい。火と土の微妙な関連によって、間然するところなき美をもたらしている。」と称賛し、自らも陶冶している。

歳を重ねてこそ到達できた佳景がある。郷里の土から生まれる備前焼の創造性もその一つだ。

だからこそ最後一つ老婆心ながら、世に伝統の美たらしめる視覚伝達表現においては、備前焼の潜在性の視座からも、再考の余地があろう。

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November 6 2020

旨すぎて・・・

ミシュラン一つ星のお鮨屋さんで、宇野バスクリエイティブチームの豪華不定例ミーティング!上司がいない自分にとって、宇野社長のフィロソフィーから感得することが多いです。しかし旨過ぎて気もそぞろ!笑

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November 5 2020

商人街・中之町ブランディング

昨日「中之町中誓文払い」も無事終了したようですが、表町商店街の中枢をなすその中之町のブランドマークやポスター、ショッパーなどのビジュアルデザイン、ブランドコピーやステイトメント、そしてウェブサイトのディレクションなどいわゆるブランディングを担当しました。
400年以上前、宇喜多秀家による岡山城築城とほぼ同時に生まれた商人街・中之町が、歴史に今の時代をクロスさせ、新たな価値をプラスして、今後どのように歩んでいくのか楽しみです。
詳細は下記の通りです。ちょっと長いですがもしよければご清覧ください。
ちなみにポスターの「IMAGINE」はこのコロナ禍で感染防止と経済の両立、差別や予防マナーなど、一人ひとりが「想像」の上、責任ある行動をしましょう!という投げかけでもあります。もちろんジョン・レノン、リスペクト。

◎ブランドコピー
「岡山 四百年商人の街 NAKANOCHO since1597」

◎ブランドスローガン/ステイトメント
「人の中の、街」― うれしいをプラス、たのしいをクロス ―
岡山表町商店街の誕生は戦国時代末期、宇喜多秀家が岡山城とその城下町を整備した際に、備前国内から選りすぐりの商人を集め、城下の三之曲輪の山陽道沿いに住まわせたことが起源となっています。
それから400年余りもの間、先人からの商人(商いの職人)魂を受け継いだ私たちは、お客様お一人おひとりへのおもてなし、触れ合いを大切にし、品物とともに心を届ける商人でありたい、また同時にここ中之町で商いを営んでいるという誇りを胸に刻んで歩んできました。
時代とともに町は変わります。当然私たちも変わります。しかし400年間連綿と受け継がれた商人魂はそのままに、中之町はこれからも引き続き、次の時代に向けて岡山の「真ん中」で、人と人の「中にある街」として進んで行きます。
そしてお客様の想いと私たち商人の心を交差(クロス)させながら、お客様に新たな価値と、たくさんの「うれしい」「たのしい」をプラスできる「商人の街」であり続けたいと思います。

◎ブランドマークコンセプト
中之町の「商人」と中之町という「場所」の潜在性をミニマルに表現している。
対象を抽象にしたミニマルなフォルムは、想像の幅を広げるとともに、無限の拡がりを感じさせる。純粋な感性に頼ることで、新しい価値の創造の場となってもらいたい。

■「中」を表現
中之町は、岡山の街の「中心」に位置し、街の「中枢」をなしている。当然中之町の「中」でもある。
また中之町(表町)は昔、内山下と中山下の両武家町の間(真ん中)にあったといわれている。

■ 「+(プラス)」の概念を表現
宇喜多秀家が岡山城築城後、城下を代表する地域の顔となるように「表町」と呼ばれ続けて400年以上が経つが、その間先人たちが築き上げてきた歴史に、私たちの新たな歴史をプラスする。
またお客様に新たな価値と、たくさんの「うれしい」「たのしい」をプラスできる「商人の街」としてあり続けたい。

■ 交差(クロス)する「場」を表現
中之町は、お客様と商人、お客様と商品、お客様とお客様など様々な出逢いの創出の場である。お客様の想いと商人の心が交差して喜びを産む。また商人がそれぞれの「技」を交差させ切磋琢磨しながら、中之町の繁栄を築く。それら「三方よし」の概念を形象化した。

■扉、舞台・劇場を表現
「商人の街」として新たな扉を開く様子を表現するとともに、中之町で繰り広げられる日常(生活、趣味嗜好、仕事、勉強、遊びなど)の物語が上演される舞台・劇場に見立てた。

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2020.10
2020.9
2020.7-8
2020.5-6
2020.3-4
2020.1-2
2019.11-12
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