今年度も皆さん頑張りました！来年度も勝負の年です！

先日グラフィックデザイナーと写真家が綴る最小級フリーマガジン「田中」のNo.25を刊行しました。早いもので丸6年、7年目に入ります。
今号は岡山市北区出石町のロゴマーク＝町紋のデザインをはじめとした一連のビジュアルデザインをご紹介し、「ビジュアルデザインで都市の心を変える−これから必要な都市計画の概念とは−」と題して持論を展開しています。
今号でも紹介している「缶バッジ付き出石町オリジナルステーショナリーセット」を明日のイベント「出石de玉手箱」において限定10セットで販売します！この機会に是非！

岡山後楽園の門前町・岡山市北区出石町のオリジナルステーショナリーと缶バッジをデザインしました。昨日の山陽新聞朝刊で紹介して頂きました。
昨年デザインした出石町のロゴマーク＝町紋をあしらったデザインで、町民の皆さんには町への愛着を持ってもらい、観光客には来町記念のお土産として買ってもらい、出石町の魅力向上につながればと思います。
普段は出石町のカフェ・アンテナさんで販売していますが、明後日30日の出石町でのイベント・出石de玉手箱でも販売されます。限定10セットの販売となり、便箋、はがき、封筒、缶バッジの詰合せで500円です。昨日の新聞を見てすでに予約が3セット入っているようです！

今日は琉球大学医学部の先生にとある研究分野のロゴマークのプレゼンでした。10分くらいで決まりました。先月もお邪魔してプレゼンした別プロジェクトのロゴマークも即決でしたが、沖縄の方は決断が早い！
ということで帰り便まで時間があったので、沖縄県立博物館・美術館へ。気持ちの良いセンスある空間でした。岡山にも欲しい！

弾丸、那覇。まさかの日帰り出張。

金工作家の佐故龍平さんが、広島の天満屋八丁堀店７Fアートギャラリーで個展を開催されています。今回もDMデザインを担当させて頂きました。DMはA4サイズ変形とチラシ並みに大きく、ヴァンヌーボーV235kgと高級な紙を使用したので、佐故さんの作品同様に迫力がありながらも上品な風合いに仕上がりました。25日（月）まで。この土日は佐故さんが在廊されるようです。

今週はルネスホールで建築フェス2019が開催されています。2年前にロゴマークのリニューアルなど、ビジュアルアイデンティティを担当させて頂いた蜂谷工業さんもブースを出されています。ブースのパーツデザインもさせて頂いたのですが、評判は上々のようで、よかったです。パンフレットにもこだわってますので是非ご覧下さい！

3月9日岡山市北区のルネスホールで3回目となる「学生デザインビエンナーレ岡山2019」（主催：JAGDA岡山）が開催され、見事岡山工業高校の生徒さんが3連覇を飾りました。
今年度現在、岡山県内の大学、高等専門学校、専門学校、高等学校に在籍している学生を対象にしました。2017年4月から2019年3月までに制作または発表された授業課題自主制作作品、卒業制作作品も出品可能とし、ポスター、ジェネラルグラフィック、CI・VI・シンボル・ロゴ、ブランディング、サイン、建築、プロダクト、ファッションなどデザイン全般で募集を行い、今回は49名、約160作品の出品がありました。
作品選考は公開審査とし岡山を拠点に全国でも活動するプロのグラフィックデザイナー、アートディレクター、コピーライターなど16名の審査員全員による投票形式で行いました。審査員1人の投票できる作品数は無制限ですが、1作品への投票は 1人1票としました。結果11票以上を獲得した10作品を最終ノミネートとし、最終審査で学生一人ずつ5分程度のプレゼンテーションを行い、質疑応答を経て、グランプリ、準グランプリ2名、そして出品者と一般来場者の投票によりオーディエンス賞1名を決定しました。
プレゼンでは観客や審査員の目の前でコンセプトなどを説明し、辛辣な質問に応答するのは大変勇気のいることだと思いますが、毎回皆さんしっかりとするので感心させられます。自分が学生だった頃を思うと到底無理です。
学生デザインビエンナーレは、ポスターアワードではなくデザインアワードとしている点は、単に表現力を競う場ではなく、「表現」を様々なツールに展開して最適な形で「社会に伝える」というデザインの本質を学んでもらう場と考えています。プロの目線でより実践に近い評価軸を体感できることは本アワードの最大の特徴かもしれません。
さらに学生にとって、一般の人にも作品を見てもらえる場であったり、他校生の作品を見ることで自分の現状を計ることができます。そして我々審査員と交流もできるので、就職先の選択肢として県内の身近なデザイナーやデザイン事務所の存在を知ることができることも特徴です。
また我々も審査員を務めることにより、優秀な人材を発掘できる点や学生の自由な発想から学ぶことも多く、さらには仕事に対する新たな観点や責任、自覚も芽生え、身に引き締まる思いとなります。
「デザイン」とは教育にも通ずる道徳的概念でもある。想像力と創造性ある豊かな人間をたくさん育てることができれば、岡山、延いては日本全体も安心・安全で、文化力溢れる本当の意味で豊かな国になるのではないだろうか。
そんな壮大な理想を描いて4年前に初めて開催したのですが、学生や学校の先生方からの感想をお聞きする限り、徐々にではありますが、成果が出ているように感じます。学生、先生、デザイナー、それぞれにとって有意義なイベントとなったのではないでしょうか。個人的には準備等が大変でしたが、とても楽しいイベントとなりました。
受賞者の皆さんおめでとうございます！そして関係者の皆様本当にお疲れ様でした。またうなぎ食べに行きましょう！

3回目の開催となる「学生デザインビエンナーレ岡山2019」を明日3月9日（土）にルネスホール（岡山市北区内山下1-6-20）で開催致します。
岡山県内の高校、大学、専門学校などに在籍する学生さんを対象にデザイン作品を募集し、岡山を拠点にプロで活躍するアートディレクターやデザイナーなどが公開で審査するものです。
今回も50名近い学生がエントリーしてくれています。審査をしていて回を重ねる毎に作品のレベルが上がっているように感じますので、今回の出品作品も非常に楽しみです。
13時からは一般来場者の方も審査できますので、これからのデザイン界を背負う学生達が一生懸命創った作品を是非ご高覧ください！

主催：日本グラフィックデザイナー協会（JAGDA）岡山地区
共催：おかやまデザインミーティング
後援：岡山県教育委員会、山陽新聞社