先日からご紹介しておりますように今月11日に岡山市北区弓之町にオープンした喰切料理八方さんのロゴマークや名刺、サインなどのビジュアルデザインを担当させて頂きました。
ロゴマークは見ての通り、「八方」だから「八角形」。実にシンプルな考えです。ご周知の通り「八」は末広がりで縁起がよいとされており、仏教で仏の教えが八方へ広がり伝わることを表す数字であり、キリスト教では、「復活」を連想させる数字として扱われていて、世俗と神の世界結ぶ形とも言われています。風水的に八角形は、東、北東、北、北西、南東、南、南西、西といった八方位を表しており、全方向から幸運とエネルギーを呼び込む形とされているようです。お客様をお迎えするには最適の形です。
「八」という数字は古今東西、宗教を問わず縁起が良い数字なんですね。だから八角形。シンプルイズベスト！
料理人の羽村さんは色々な食事を一通り経験し、舌が肥えつつある30代後半から40代の若い世代の方にも是非味わってもらいたいとのことです。

とある案件の商標のことで、このジャンルに詳しい弁護士さんにご相談。商標は定性的な判断になることが多いので、難しい・・・。ロゴマークなどをデザインさせて頂いた、おかやま丸の内法律事務所さんにて。

今日は所用で新倉敷駅前の「むらかみクリニック」さんにお邪魔してきました。院長の村上和春先生は先日の西日本豪雨で多大な被害を受けた「医療法人和葉会 まび記念病院」の理事長さんでもあります。災害以来はじめて村上先生にお会いしましたが、以前と変わらずとても笑顔が素敵で、お元気そうで、安心致しました。

浸水した「まび記念病院」の1Fは相当ダメージが大きく、使用再開は来年になるようですが、来週から2Fを使い外来診療を再開されるようです。災害では奇跡的に患者さん、スタッフさんとも怪我などはなかったようですが、自宅が浸水被害に遭われた方が多く、精神的な障害に悩まされる方もいるなどやはり大変だったようです。
そんな中村上先生から「田中君が作ってくれた＆（あんど）のマークやコンセプトが今回精神的な支柱となったよ。」とおっしゃってくださいました。被害を受けていない僕の方が励まされ、思わず涙が出そうになりました。生死を彷徨う状況の中、正直デザインがそこまで誰かのお役に立てられるとは思っていませんでしたが、想像以上のデザインの力を改めて認識するとともに本当にうれしく思います。

今日は天皇皇后両陛下が真備町を訪れたようですが、まび記念病院さんをはじめ真備町の一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

本日「喰切料理 八方」さんが開店しました。
喰切（くいきり）料理とは、漢字だけみると何かに喰われそうなちょっと怖い感じがしますが、一品ずつ料理が出され、出てくる料理は全て食べられる（残すところがない）ということのようで、主に関西地方で使われているようです。
開店に合わせちょっとおめでたいポスターもデザインさせて頂きました。

今夜はロゴマークなどのビジュアルデザインを手がけさせて頂いた「喰切料理 八方」さんの試食会に、今回お世話になった福武教育文化振興財団の中野常任理事らとご招待頂きました。
オーナー料理人は「はむら」「ひな市」「爺や」などを手掛けられ、岡山で日本料理界の一時代を築かれたあの羽村敏哉さんです。この度料理人人生の原点に戻り、一人ひとりのお客様を心からもてなす小規模ながら質の高いお店を岡山市北区弓之町にオープンされます。今回試食させて頂いた料理は私の人生で見たことも当然食べたことのない逸品ばかりで、とにかく美味しい。この仕事をしていてよかった！と心から思いました。最近は色々としんどいことが多かったので、何かしらのご褒美かな？笑
オープンは来週9月11日（火）です。

喰切料理 八方
岡山市北区弓之町12-6-1F
TEL 086-226-8484
夜のお料理は一人1万円〜 　週末はお昼も有　要予約