先週末品川のホテルでとある作家さんと打ち合わせ。作家のブランディングについて2時間以上じっくり話し合いました。作家さんから生の声を聞くことで、机上のブランディング論と、実際現場で必要とされるブランディングは違い、ポジションや費用の問題も加味されるので、そのまま適応するのは難しいと改めて実感しました。ロゴから名刺、封筒、DM、パンフレット、ホームページなどなどお金をかければそれなりのものはできるけど、そこまではかけられない作家も多い。かけられる費用の中で最大限の効果を得られるプランをデザイナーが描いてあげることも一つのブランディングです。
しかしコーヒー一杯が1250円とは…。これもブランド価値なんでしょうね。

写真集「田中園子 写真」本日4日の山陽新聞朝刊で紹介して頂きました。ありがとうございます。代官山蔦屋書店でも好評発売中です！

表町に昨年12月にオープンした岡山の老舗アパレルショップBROOKさんの新たな店舗「Feegoo」のネーミングからロゴマーク、サインやDMなどをデザインさせて頂きました。コンセプトはカジュアルウェアを少しだけグレードアップし、海と山、自然と都会などを自由に簡単に行き来できる現代の街着を提案できるショップ。洋服を通じてお客様に高揚感を持ってもらいたいとのことから、ショップ名は人を幸せな気持ちにさせる言葉「Feel good」を短縮化し「Feegoo」と命名。ロゴマークも気持ちの爽快さや共感、好意を表現するいわゆる「グッドマーク」をモチーフにしました。
カラーは老舗企業が運営する上質なショップであること、また取り扱いブランドの歴史的背景を表現するためトラディショナルな深みのあるグリーンとしました。

冷蔵庫の中の方があったかそうな本日ですが、岡山県庁で岡山県広報コンクールの審査員を務めてきました。市町村が毎月発行する広報誌を企画や編集などの観 点から審査し、県代表として全国広報コンクールへエントリーする特選を決めるものです。山陽新聞社のニュース編集部長さん、岡山県公聴広報課の課長さんと 僕の3人で審査したのですが、読み手の視点というのは皆さん共通の評価軸ですが、職業柄、新聞社の方は特集内容やページ構成など誌面としての視点、公聴広 報課長さんはわかりやすさ、読みやすさなど広報機能としての視点、そして僕はインパクトやフォント、レイアウトなどデザインの視点にどうしても主眼をおい た審査にはなってしまいますが、結果的に多様な観点から総合的な評価ができたのではないかと思います。
普段デザインなどを審査してもらう機会の方が多いのですが、自分が審査することで作品の魅せ方、評価のポイント、審査員の心情などが少しわかったような気 がしました。ただやはり言えることは賞を獲るモノと社会から求められているモノは必ずしもイコールではないこと。もちろんイコールになることが究極の理想 ではあるけれど。

昨年刊行した写真集「田中園子 写真」が代官山蔦屋書店と梅田蔦屋書店で販売して頂けるようになりました。関東、関西の方どうぞよろしくお願いいたします。岡山では丸善岡山シンフォニービル店で販売しています。
また梅田蔦屋書店では2月11日から小さな写真展を開催させて頂くことになりました。詳細はまた後日お知らせいたします。

1月23日から銀座・クリエーションギャラリーG8で開催される「グラフィズム断章：もうひとつのデザイン史」にデザイン関連選書とコメントで参加させて頂きます。
この展覧会は1953年から半世紀以上にわたって国内外のグラフィックデザインの最前線を追いかけてきた雑誌『アイデア』をひとつの手がかりに、現代グラフィックの第一線で活躍するデザイナーたちがそれぞれの視点から20世紀日本のグラフィックデザイン史を従来とは違った角度からリサーチするものです。

笠岡諸島旅客船ターミナル「みなとこばなし」や備前焼市川透氏などのロゴがイギリスの出版社Counter Printから出版された「Logos from Japan」に掲載されました。この本は日本の代表するグラフィックデザイナーの作品が多く紹介されていて、佐藤可士和さんのユニクロや今治タオル、水野学さんの中川政七商店なども掲載されています。

宗忠神社奉賛会のロゴマークとパンフレットなどをデザインさせて頂きました。マークのフォルムは社をモチーフに、奉賛会とは「人」と「人」が支え合う会であること、また「奉賛会」という各文字は「人」というフォルムが軸となり形成されていることから「人」と表現しました。
今日はその宗忠神社の「どんど祭」だったのですが、たくさんの人で賑わっていました。また宮司様のお計らいにより拝殿で年頭行事「日供講祭」を拝見させて頂き、とても貴重な体験をさせて頂きました。デザインのつながりを通して色々なことが勉強できることに感謝です。

日本サインデザイン賞で入選した「岡山後楽園バス」が「年鑑 日本の空間デザイン2018」に掲載されました。

1月5日は当事務所の創業記念日でした。丸14年、15年目への突入を記念してスタッフと京都の古民家レストランでささやかな新年会を開催しました。その前に夜の平安神宮周辺を散策。昼間と違ってとても静かで落ち着きます！京都国立近代美術館の夜間開館はオススメです！

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。