February 14 2025

シュルレアリスムとシュール

大阪での打ち合わせが早く終わったため、中之島美術館へ。

シュルレアリスムとは巷で言われている「シュール」とは違う。むしろ逆で、主観から離れ、目の前にある現実を疑う余地なく現実だと認識するものの中から「超現実」を露呈させることであり、その「超現実」は主体から離れて客体として認識した時に初めて立ち現れる。デュシャンの「泉」のように、モノがその役割から解き放たれた姿にこそ本質が潜んでいるという。

翻って先日の第51回衆議院議員選挙。高市旋風だとか、中道ってようわからんという主観を取り除き、現実の政策を客観視できていれば、これほどまでの歪な結果にはならなかったように思う。真理はその超現実の中にある。

そう言った意味では、真の民主的政治にはシュルレアリスムのイデオロギーが必要なのかもしれない。むろんデザインの仕事においても欠かせない視点である。

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January 31 2025

「ゴッホ」へのブランディング

フィンセント・ファン・ゴッホ。
今では誰もが知る世界的画家の一人。
けれど生前だけでなく、没後10年経ってもほぼ無名だった話も有名だ。それを今日の名声にまで押し上げたのは弟テオの妻・ヨーとその息子で甥のフィンセント・ウィリアムだ。
この二人のいわゆるゴッホブランディングがなければ、もしかしたら我々はゴッホという画家を知らなかったかもしれない。

生前はほとんど売れなかったゴッホの作品。テオも同時期に亡くなったため、その全てを素人だったヨーとフィンセントが受け継ぐことになった。
ヨーはゴッホの作品を誰よりも理解し、共感していたうえ、巧みな交渉術を持っていたため、手強い画商たちと交渉を重ねたり、重要な作品をコレクターや美術館に送ったりすることで戦略的にマーケティングを行いゴッホの芸術を広めていった。

またヨーがゴッホブランドを決定的に確立させたのが弟テオ宛の手紙である書簡集の出版だった。ゴッホ自身が芸術に対して苦悶している生の言葉を公表することで、ゴッホの人間性を多くの人が知ることとなった。

作品性と相まってゴッホの死後10年以上経て作品の価値が大幅に上昇。30年以上の歳月をかけてゴッホブランドを不動のものにした。

ゴッホの作品性、人間性に共感して次の世代に残そうと励んでくれた家族のブランディングがなければ、ゴッホという名のブランドもなかったかもしれない。

愛知県美術館で3月23日まで開催中。

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January 5 2025

謹賀新年

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2025.11-12
2025.9-10
2025.7-8
2025.6
2025.4-5
2025.3
2025.1-2
2024.12
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