September 2 2008

夏が終わった。       

今年は事実上梅雨がなく7月頭からとても暑く、この夏は一体どうなることかと結構思い悩んでいた。悩んだ結果、発想の転換で、夏は夏にしかできない愉しみを見つけて、それを楽しめば良いことに気づいた。
仕事も程ほどに(ご迷惑をかけて皆様すいません。)海、山、プール、お墓参り、高校野球、オリンピック、涼しい美術館・・・。そして夏の風物詩・スイカ割りを本島にて挙行し、今年の夏を締めくくった。
と同時に僕の休みを知ってたかのように、いろいろな方々から怒涛の如くお仕事を頂いた。忙しいことに感謝です。

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August 26 2008

どうしたのだろう?        [広島にて]

現代美術館への行きのタクシーで運転手さんに、広島は観光客も多いのでさぞかし景気もよろしいのではと尋ねると「いやあ今は岡山ですよ。後楽園や倉敷もある。大阪にも出易いし、四国も電車ですぐ行ける。おいしいものもたくさんあるし。広島は・・・」と、意外な応えが返ってきた。
岡山に身を置くものとしてはうれしいが、活気の面では僕らから見ると広島の方に魅力を感じる。
やはり隣の芝は青く見えるのか?
岡山に2、3年住んだこともあるらしいその運転手さんが最後に「でもやっぱりお好み焼きは広島の方がええですね。」と。

その一言に釣られて僕達も行列の出来るお店でお好み焼きを食べ、広島を後にした。
ちなみにこの写真は岡山駅の新幹線ホームで撮影したもの。めっきり減って今では使っている人を見ることは珍しく、逆に使っている人を見るとどうしたのだろうと、心配がてらいろんな想像が膨らむ。

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August 25 2008

石内都「ひろしま」         [広島市現代美術館]

写真家・石内都が広島平和記念資料館に保管されてきた、原爆で亡くなった人の遺品など、「被爆資料」にカメラを向けた「ひろしま」に行ってきた。
ライトボックスの上で一つ一つ撮影された原爆の傷跡が残る遺品の数々は、新たに命が吹き込まれ、私たちに何かを語りかけているかのようだった。
それはそれまでの人生の謳歌なのか、その瞬間の恐怖なのか。
空前の惨劇で突然断ち切れたそれぞれの命だが、でも自分は確実にこの時代に生きていたという命の痕跡を写真により鮮やかに蘇らせていた。

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August 21 2008

ケーナインさんの広告終了。

TOHOシネマズ岡南が毎月発行していたA4フルカラー(巻三折)のシネマガイドが、数ヶ月前から100×210mmサイズで単色刷りに変更された。
クオデザインスタイルで毎月裏面に掲載されるケーナインさんの広告を担当していた。が単色刷りに変更されしかもサイズも小さくなり、明らかに効果が少なくなったとのことで、今月いっぱいで掲載をやめられるようだ。残念だが、確かに新しい広告枠はひどい。記念としてちょっとだけ好評だった、カラー当時の広告を一部ご紹介。

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August 19 2008

瀬戸内寂聴さんはやはり人気のようです。 

クオデザインスタイルが担当した新聞広告を二つご紹介。
9月5日(金)岡山市民会館で開催される瀬戸内寂聴さんの特別講演会のS席はもう売り切れだとか?チケットはお早めに・・・。

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August 8 2008

訪れる度に新たな発見が・・・  [植田正治写真美術館]

米子の中心部にある古い町屋をリノベーションしたカフェで昼食をとった後、大山の麓にある植田正治写真美術館に向かう。高松伸の空間はもちろん、雄大な大山を背景としたこの美術館のロケーションは日本有数だろう。

数ある植田正治の魅力の中で、僕にとって刺激を受けることが3つ。
あえて生まれ育った郷里・山陰に身を置き、その山陰を題材を撮り続け、世界的な写真家となったこと。
もちろんプロでありながら、好きな時に自由な作品を制作し続けたアマチュアリズムと評される創作態度。
過去を踏まえつつ常に新しいものを求め、70歳を過ぎてファッションの写真に挑む貪欲な姿勢。

美術館は幾度と訪れているが、行く度にアマチュア写真家・植田正治に対する新たな発見があると同時に、自分自身の人生にも新たな発見をもたらせてくれる情緒的で、実に刺激的な美術館である。

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August 7 2008

不潔を貫くにも強力な信念がいる。 [境港・水木しげる記念館]

翌日は境港の水木しげる記念館を目指す。今は鬼太郎ブームということもあり、記念館に続く水木しげるロードは家族連れなどでひと際賑わっている。商店街の活気もすごい。そういえば僕が都市計画コンサルタントに在籍していた頃、境港のまちづくりが話題になっていた。
なるほどと感じたのは、記念館の近くに駐車場は設けてない。1キロくらい離れた場所に公共の駐車場があり、水木しげるロードを歩かせて記念館に着くという。ロードサイドには鬼太郎のモニュメントやそれにあやかったグッズや食べ物などで商店街が賑わっている。全国で多くの商店街が衰退していっている現在では期待の星だ。

記念館では漫画の妖怪がそのまま三次元になったリアルな世界が繰り広げられていて、観るものの心を刺激した。中でも僕が感動したのは不潔を武器にすることで知られる「ねずみ男」の信念だ。
「不潔をつらぬくには強力な信念がいるんだぜ。」
その不潔さは半端ではない。200年間洗濯したことのないマントの悪臭で相手をやっつけ、口臭で20メートル先のハエをも撃ち落とすらしい。
ちなみに学歴は妖怪大学妖怪学科を卒業し、さらに大学院の不潔学科に入学し、なまけ博士の博士号を取得しているらしい。
何事も極めるには強い信念がなければならないことを再認識させれた。
その後伯耆町の植田正治写真美術館へ。

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August 5 2008

夏は夏の愉しみで楽しもう!  [米子・皆生温泉]

暑い夏は気持ちの良い海で泳ぐに限る。加えて普段の疲れた体を癒す温泉と美味い食事があれば文句なし。ということで、一足早く夏休みを兼ねて、山陰は皆生温泉へ。
初日。高速を飛ばして約2時間。着くや否や本日宿泊の旅館前の海水浴場へ。早速1時間ほど娘と戯れながらも人目を憚らずクロール。1時間ほど泳いで遊んで、温泉へ。心が癒される。

早めだがそのまま宿にチェックイン。部屋は美保関と日本海が一望できる文句なしの部屋。1時間ほど休憩して娘に促され再び海へ。そしてまた温泉。体の疲れをとる。そして6時から部屋で夕日を眺めながらの夕食。海鮮がメインでビールとで最高。夜は海岸で花火。夏を満喫。

暑い暑いと嘆いてても暑さが和らぐわけではない。ならば夏は夏の愉しみで楽しもう。とは言ってもまだ8月に入ったばかり。先が思いやられる。

最後に「皆、生きる」と書いて皆生。その昔、出雲の稲佐の浜から泡となって流れた魂たちが海岸に流れ着き、新しい身体と心が蘇生されて皆、生まれ変わった。このことから、「皆生」と呼ぶようになったらしい。
なるほど、今日だけで心も体も生まれ変わった気がする。明日は境港へ。

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July 25 2008

芸術家のいのち。  [井原市立田中美術館]

先週末、8月下旬から開催される「向井潤吉展」の新聞広告の打合せのため、井原市立田中美術館を訪ねた。重厚で趣きと風格のある建物及び展示空間だった。

平櫛田中の作品に初めて触れたが、写実的な彫刻とその構図に感銘を受けた。そして何より驚いたのは平櫛田中が107歳まで生きていたこと。これは芸術家の長寿世界最高記録であるという。さらに向井潤吉も94歳まで。つくづく芸術家は長い生だと感じる。

他でいうと、岡山にゆかりの日本画家・片岡球子103歳、近県関係では猪熊弦一郎90歳、東山魁夷90歳、植田正治87歳、昨年成羽町美術館で展覧会のあった熊谷守一97歳。外国で言えばジョアン・ミロ90歳、バブロ・ピカソ92歳、シャガール90歳、建築家では丹下健三92歳、フランクロイドライト92歳。

逆に短命では、中原中也、佐伯祐三の30歳をはじめ、芥川龍之介35歳、宮沢賢治37歳、ヴィンセント・ゴッホ37歳、モディリアーニ36歳。そして何よりも記憶に新しく、衝撃だったのが尾崎豊の26歳。

長寿と短命。挙げてみれば、不思議と作風とリンクする気がする。

90歳まで生きた猪熊弦一郎は自伝の中でこんなことを言っている。
「私は芸術家は死ぬのなら20代までに仕事をし終えて死ぬのがいいと思う。それに死に遅れてしまえば、これは90までも100までも努力して生き続けて、うまずたゆまず仕事をする以外にないという気がしている。」

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July 23 2008

つばめガスショールームがリニューアルオープン!

岡山市福田にあるつばめガス(株)本社1Fのショールームがリニューアルオープンしました。クオデザインスタイルではロゴマークやサインのビジュアルデザインを担当しました。
テーマは「環境、生命、癒し、炎」です。

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July 15 2008

潜在性を伝えることがデザイン

岡山光南病院のリクルート用(学生向け)パンフレットを作成しました。このパンフレットにより早速新卒の応募があったそうです。新卒の応募は光南病院としてはなんと十数年ぶりの出来事のようです。
また先日当病院のホームページも作成したのですが、ホームページを観て名古屋の方から病院についてのお問合せがあったようで、スタッフの方もびっくりしていました。
もちろん病院の潜在性があるからこその出来事です。その潜在性をうまく引き出し、人に伝えて行く、アピールする事がデザインだと思います。
病院の更なる活性化に向け、ちょっとずつデザインがお役に立っていければと思います。

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July 11 2008

デザインの仕事をしていてよかった。

現在財団法人福武教育文化振興財団のコミュニケーションデザインを担当している。その一環として財団のアイデンティティを示すポスター(A2)を作成した。広く財団の存在を認知してもらおうという狙いがある。
先日このポスターを納品に伺った時、就実大学の元学長で今年度の福武哲彦教育賞受賞でもある柴田一先生がお見えになられていた。柴田先生はポスター及び一連のデザインをとても気に入ってくださり、身に余る賞賛のお言葉を頂いた。さらにポスターを一部お持ち帰りになられた。デザインをやってて良かったと思う、至極のひと時だった。
専門家から評価を受け「賞」をもらうこともうれしいが、デザインの教育を受けていない(受けていたらすいません。)方々に響くデザインこそ、僕が目指すデザインである。
こういう時に心の底から「やったー!」と思う。

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July 7 2008

第42回SDA賞 中国地区デザイン賞受賞

日本で唯一のサインデザイン賞である第42回SDA賞(社団法人日本サインデザイン協会主催)で中国地区デザイン賞を受賞しました。受賞したのは昨年担当した「就実大学教育実践研究センター」のサイン計画です。SDA賞では昨年も「ケーナインサイン計画」で入選を頂いています。昨年の入選までには及びませんでしたが、受賞はありがたいことで、何よりこれからの弾みになります。就実大学のサイン計画でお世話になった皆様に感謝いたします。

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July 4 2008

デザインの原点に出会った、ブルーノ・ムナーリ展

先日、滋賀県立近代美術館で開催中の「ブルーノ・ムナーリ展 あの手この手」に行ってきた。
『ブルーノ・ムナーリ(1907-1998)は、絵本の制作、グラフィックやプロダクトのデザイン、絵画や彫刻、実験映像から子どものための美術教育と、多岐にわたる分野で活躍し、独創的で、夢とユーモアにあふれた作品を世に送り出した、イタリアのアーティストです。
彼は、ごくありふれた日常生活の中に美を見いだし、軽やかで、遊び心と詩情に満ちた作品を次々に生み出し、私たちの心と生活を豊かにしてくれる魔術師でした。』(HPより)

今回この展覧会を観てデザインの本来の目的や意義とは何なのか?という初心に帰らされた。
普段の日常生活の中から美しいもの、おもしろいものを見いだし、作品へと創り上げ、触れる人々の心と暮らしを豊かにする。これが僕の目指すデザインの概念。
デザインの原点に出会えた気がした。

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June 27 2008

トータルビューティーセラピー「ルアナ」がOPEN!

明日28日にトータルビューティーセラピー「ルアナ」がオープンします。
なんとオーナーさんはお二人のお子さんがいらっしゃる主婦の方です。
ニュージーランドに留学の経験もあり、そこで取得した技術を活かすべく、この度自宅の一室を利用して、念願のエステサロンをオープンされます。
クオデザインスタイルでは微力ながらDMなどのデザインをお手伝いさせて頂きました。
アットホームなサロンで本格ビューティーマッサージを是非ご堪能ください。プチマッサージ(ひざ下フットバス付) 25分 1,575円〜

場所:岡山市泉田222-6 (レイスポーツクラブちょっと東)
Open:9:30-18:30(最終受付)Closed:日、祝日
お問合せ:090-3743-0300(斉藤さん)まで。

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June 24 2008

皮まで食べられて種のない「桃太郎ぶどう」

本日クオデザインスタイルでブランディングからプロモーションまで行っている野の花農園の今年のパンフレット作成のため、撮影に行ってきました。
野の花農園は岡山市藤田ののどかな田園地帯に位置し、桃太郎ぶどうを主に生産する農園で、東京をはじめ全国へ出荷しています。
今年の出荷は7月下旬頃から開始予定で、野の花農園のウェブサイトでも購入できます。普通のぶどうと比べやや高めですが、当農園で直売しているぶどうはお買い得ですので、是非お立ち寄りください。

場所は岡山市藤田1046-3(千両街道倉敷川手前です。)
お問合せは086-296-4439まで。

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June 20 2008

出石まちかどギャラリー オープン    [岡山市出石町]

後楽園の玄関口・岡山市出石町にレンタルギャラリー「出石まちかどギャラリー」がオープンしました。私どもでロゴマーク、パンフレット、サイン、HPなどを担当させてもらいました。
当ギャラリーでは昭和初期の情緒ある建物と空間を活かして、個展をはじめ、グループ展や教室、発表会など様々に

ご利用できます。また厨房が完備されており、ギャラリーカフェとしても利用可能です。
最近歴史ある町並みと風情ある建物が注目を浴びていて、先日は全国大手の不動産サイトから取材を受けたそうです。

場所:岡山市出石町1-8-23 お問合せ:086-233-1730(清水さん)

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June 17 2008

残念。

先日ある道を通っていたら2年半ほど前にロゴからパンフ、看板などトータルでデザインを手掛けた学習塾が写真のような状態になっていた。オーナーさんからは何の連絡もなかったので、びっくりした。
このデザインは生徒からロゴマークとキャラクターを募集して、オーナーさんと私どもでディレクションをし決定した。また同時に生徒が大切にしている言葉も募集し、それらを教訓とすべく看板としてガラス面に張っていた。オーナー、生徒、デザイン事務所が三位一体となって創り上げた自信作だっただけに本当に残念だ。

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June 9 2008

第5回 MY HAPPINESSフォトコンテストに入選しました。 

田中園子が第5回マイハピネスフォトコンテスト(明治安田生命主催)に入選しました。(審査員:織作峰子氏ほか)
このコンテストは「家族」をテーマに愛情あふれた写真やかけがえのない家族の絆を感じられる作品に対して賞が贈られ、CMでもおなじみです。
今回は応募総数が八万六千点を超えたようです。その中で入選は千人ほどのようです。
下の写真は「日曜の午後」と題したその入選作品です。「撮影者の私を含め子どもと夫の三人が、三部屋で三者三様に過ごすまったりとした日常の、普通であるありがたさを表現したもので、その点が評価されたことはうれしいです。」 田中園子談。

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